こんにちは。
飯田橋にあるカウンセリングオフィス、サードプレイスのナカヤマです。
『ちつのトリセツ』、ベストセラーになっているし、レビューも絶賛の嵐なので、ここで私の話はさておき、もうとにかくアマゾンのページに行ってみてみて!という状態です。
出版社からのコメントだってとても力強くて気が利いています。
日本人の女性のちつは、いま、危機に瀕しているのです
と著者の原田さんは高らかに語っています。
また、
膣ケアは「体のケア」ですが、私たちを自由にしてくれる「心のケア」でもあるのです
とも言っています。
(今風のいい方で言えば)はげしく同意します。
私たちが自分自身の身体についてよく学んで、ケアを実践することで、自分を大切にできているな、とか、自分の身体のことを知れているな、という充実感や自信を感じることができます。
また身体のケアをすることで、自分の身体にいい変化が現れると、自分の身体に対する自己効力感もいや増しにましてくるものです。
それが、身体のケアは心のケアにつながるってことです。
特に膣はこれまでなかなかケアの目が向けられなかった、いわゆる「ケア未踏地帯」であるところなので、ケアした後のその変化は目覚ましいばかりと言っていいでしょう。
目覚ましく良い変化を遂げた膣って素敵なものです。
この本では自分の身体をどうケアするかというところに主眼をおいていますが、もう一歩進んで、パートナーとの関係も考えることができます。
すなわち、自分自身の身体についてきちんと知っていれば、セックスの問題についても恥ずかしがったり、まわりくどくなったりしなくても話せるようになります。
例えば、しばらくセックスレスだったカップルが再びセックスをはじめようとするときに、さて、どうやってまたセックスに近づけるのでしょうか、問題です。
「どうしてこの頃してくれないの?!」と責めることなく、「私に女性としての魅力がないからできないの??」と悲劇的になることなく、また「排卵日だからしないと子どもができないよ」と脅すことなくセックスに誘うことはなかなかに難しいことです。なぜなら、セックスについてニュートラルに語る方法や気持ちの持っていき方を誰からもちゃんと教わっていないからです。
でも自分の身体をきちんと受けとめることができていたら
「この前(去年、または5年前でもいいですが)したセックス楽しかったな。また同じように試してみない?」
みたいに、ごはんに誘うようにセックスに誘えるかもしれません。
まだまだまっとうに語られることの少ない女性のセクシャリティですが、実はそれ以上にオソマツなのが男性の性です。男性も自分の身体について適切に学び、大切にするところからはじめられるといいなぁと願ってやみません。
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ではまた!
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