こんにちは。

飯田橋にあるこぢんまりとしたカウンセリングオフィス、サードプレイスのナカヤマです。

 

ストレスを感じたときの具体的な対処の方法は様々です。お風呂に入って歌を歌ったり、皇居の周りを軽くジョギングしたり、気のおけない友だちとおしゃべりしたり、サウナに入って「ととのって」みたりします。

ストレスを受けるともやもやした不快な気持ちになりますが、不快な気持ちがあっても心地のいい活動をすることでそれをうまく調整できる力が人には本来的に備わっています。それに、ストレス対処の仕方は新しく学んで増やしていくことができるものです。

 

お風呂に入って歌ったりするのは、比較的無害なストレス対処法です。一方で、深酒をしてバーの床に寝転がったり、隠れて薬を打ったり、自分の腕を切りつけたりするのも、自分の中にある苦痛な感情をなだめるために必要な、いわば松葉杖のようなものなので、これらも「悪い行為」ではありませんが、「長期的にみるとデメリットが大きい行為」であるので、だれかに助けを求めてもらいたいと願っています。

 

そんな中、ストレスが昂じると性欲も高まるので、とにかく沢山の人と性的な関係を持ちたいという人もいます。

性欲、というとなんだかもう「本能的」に聞こえるので、それに抗えない、いやむしろ抗ってはいけないような気持ちというか、ほとんど開き直りに近い気持ちになったりするものですが、不特定多数の人や危険の伴うセックスしたくなったりする「性欲」は、様々な消化できていない不快な感情と結びついている可能性が大いにあるので、その「性欲」をちょっと疑ってみるのは大事と思っています。

セックスがストレス対処法にあんまり向かないわけは、妊娠や性感染症という身体へのリスクが他のストレス解消法と比べても大きいことです。それに、相手がいることなので、その相手や周辺との思わぬ関係の浮き沈みで、気持ちをなだめるどころか、余計なもやもや感情をしょい込むことになるのがどうもうまくありません。

ストレスを性欲で晴らしがちな人は、セックス以外のセルフケアを増やす工夫をしてほしいと思います。その際に自分の「ふれあいたい欲」も満たしてあげて下さい。動物を抱っこしたり、もしパートナーがいる人なら長めに抱っこしてもらったり、お布団にくるまってぬくぬくしたり、マッサージを受けるのもよいと思います。

 

でもなによりも一番最初にしてほしいのは、自分の身体を守ることです。

是非、コンドームをつけて/つけさせてください。

女性が低用量ピルを飲むことも助けにはなりますが、性感染症も妊娠も高い確率で防げるのは最初からコンドームを着用する/させることです。

 

また、どんな時に自分の性欲が高まるか「性欲日記」をつけてみるといいですよ。日常生活の中で、仕事で疲れたときや一人ぼっちだと感じたとき、人間関係ですごいストレスを感じたときなど、人によって違いますが、なにかのきっかけがみつかります。

そのきっかけの中に、あなたが向き合い大事にしてあげるべき自分の感情が含まれているのだと思います。

 

●コンドームの具体的なつけさせ方☞【安全運転】の具体的な方法

●セルフケアについてもっと☞【「自分アプローチ」としてのセルフケア】3つのチャンネルを意識すると上手になります

●オイル浴も「ふれあい欲」を満たせますよ☞『ちつのトリセツ 劣化はとまる』ちつのケアとココロのケアの深い関係

●20年前からの #NoBagForMe ☞【ひとりムーブメント】プチフェミ的な行動の効果

 

ではまた!

サードプレイス

 

 

 

 

 

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投稿: 飯田橋 サードプレイス

東京千代田区飯田橋にあるカウンセリングルーム、サードプレイスのブログです。

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