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サードプレイス複雑性PTSD読書療法

【複雑性PTSDの心理療法】

こんにちは。

飯田橋のカウンセリング・オフィス、サードプレイスのナカヤマです。

このブログにたどり着く検索ワードの中で一番多いのは「複雑性PTSD」です。

それは、複雑性PTSDに関する概念や治療法がまだそんなに普及してないので、多くの人が情報を求めているからだと思っています。

この度、複雑性PTSDに関する実証的な研究をもとにした治療について、詳しく書かれた本が星和書店から出版されました。

興味のある方はどうぞチェックしてみて下さいね。

『児童期虐待を生き延びた人々の治療–中断された人生のための精神療法』

こちらも参考にどうぞ

●複雑性PTSDのDOS症状に関わる☞【複雑性PTSD】スキルのトレーニング

●複雑性PTSDのトラウマ記憶に関わる二つのアプローチ☞NSTPE

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あたらしい【日常】

こんにちは。

飯田橋にあるカウンセリング・オフィス、サードプレイスのナカヤマです。

 

サードプレイスに休業要請は出されていませんが、今の状況では、私を含め多くの人々の接触の機会をなるべく減らすことが喫緊の課題ですので、4月の予約のほとんどをGW後に移動し、今のところ、必要・緊急、またはオンラインのセッションのみとなりました。

その結果、私にとってはまとまった休暇を取ったような、思わぬ状況になったのです。

 

腰痛があるため、散歩は欠かせません。朝起きて、天気が良ければ外に出て気の向くまま歩き回ります。

何しろ時間はたっぷりありますので、ご飯の支度は例えば、パスタを手打ちするところなんかからはじめます。そうすると料理に長い時間がかけられます。

ある日は、庭に伸びた雑草をなんとなく抜いてみたりします。

またある日は、伸びてきた自分の前髪を切ったり、白髪になった部分をヘナで染めてみたりします。

ご飯をゆっくり食べて、いつもはためておく洗い物もコマコマ片付けて、猫をあやしたり、漫画を読んだり、思いついてYouTubeの動画を見ながら一緒に動いて息をゼーハーさせていると、あっという間に夜になって眠くなります。

そうして私は殆ど頭を、脳みそを使うことなく一日を終えるのです。

時折、セッションの準備をしたり、送られてきた論文を読んだりもしますが、それらは膨大な日常に埋もれていくような感覚とともに流れていきます。

 

一方ニュースでは、毎日のように感染者や死者の数が更新され、医療体制が逼迫している様子が伝えられます。

医療機関では、例えば医療用マスクなどの基本的な装備さえ足りない状況だそうです。

多くの医師や看護師にも感染し、世界では沢山の死者が出ています。

今ここで、懸命にウィルスと闘っている当事者や医療関係者の人々には、本当に頭が下がるような思いで、言葉もありません。

 

そして、感染症に対する畏怖と自分の無力さに、心細い気持ちになります。

 

 

このような「あたらしい日常」をどう捉えたらいいのか、これにはなかなか慣れることができませんが、一日一日を、私なりにやり過ごしているところです。

 

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サードプレイスCBT-E心理療法

はじめての【摂食障害学会】

こんにちは。

飯田橋にあるカウンセリングオフィス、サードプレイスのナカヤマです。

 

話しは去年の秋頃、コハラ先生が「ナカヤマ先生、今度の摂食障害学会でCBT-Eの症例発表して下さい」といささかカジュアルに頼んできたことからはじまりました。

 

こういうのもなんですが、私は摂食障害に関しては門外漢で、どれくらいの門外漢かというと、過去コハラ先生から引き継いだ摂食障害の患者さんたちが、私の前からいつの間にかいなくなってしまうという超常現象を引き起こしているくらいの筋金入りの門外漢なのです。

でもコハラ先生はネアカなハッピーガールですので、そんなことは気にせず、むしろそういう初学者(私)がCBT-Eをやれていることをみんな(学会に来ている治療者)が知ったら、自分たちもやってみたいという勇気が出るはずなので、CBT-Eの宣伝と思って是非学会発表して下さいと言います。

「それに、ナカヤマ先生は英語もできますしね」とコハラ先生が言うのも、当日の発表スタイルがCBT-Eの開発者の一人であるザフラ先生に公開で症例検討してもらうからなのですが、これはまた多くの人々が勘違いしているところで、なぜか私は英語を話せるキャラなのです(そして、そもそもそれは大きな誤解なのです)。

 

でも競争の厳しいこの世界で、英語ができないとバレてしまうことは、職業人としては避けたいところです。

そこで私は自分の英語力についての謙遜はそこそこで切り上げ、オンラインの英語レッスンをはじめることにしました。一か月後、講師のザフラ先生と会うまでに少しでも英語のギャップを埋めようと思ったのです。50歳にもなってこんな付け焼き刃な学習をするとは思いませんでした。

 

オンラインレッスンの先生は優しそうな40代の女性でした。先生は私の趣味が読書であることを知ると、好きな作家を尋ねてきました。

私はちょっとばかり躊躇しました。実は、私のお気に入りの作家はジェーン・オースティンなのですが、なかなかその気持ちを分かち合える人に出会ってこなかったのです。しかし、思い切って打ち明けてみると、「そうなのね!私も大ファンなの」と驚きの答えが返ってきたのです。

そんなんで多くは語りませんが、ジェーン・オースティンで盛り上がった私は、ご機嫌な時を過ごし、学会までに学術関係の英語は1ミリも上達しませんでした。

 

当日発表するスライドも問題がありました。学会が翻訳の業者に依頼して仕上がってきたものは、Google翻訳の方がよっぽど気が利いていると思われるような出来だったのです。

でもこれは私の表現の仕方がマズいのです。英語に訳しやすい表現でスライドを作るべきでした。

そんなんでここでも多くを語りませんが、私は自分自身を責めながら、そしてGoogle翻訳の力を借りながら、発表ギリギリまでスライドの作り直しと翻訳をコテコテとする羽目になりました。

 

 

そして、学会当日は何度も確認した筈なのに、なぜか30分遅刻して、最寄りの駅につきました。

 

もう怪奇現象としかいいようがありません。私は駅から会場まで走りました。半年ぶりくらいにはいたパンプスでけつまづきながら走り、もんどり打って会場に駆け込んだときは、全身汗びっしょりでした。

 

しかしながら学会は、驚くほど上手くいきました。

 

英語に関して何も問題はありませんでした。東京で開業されている優秀なバイリンガルのサイコロジストが通訳に入ってくれたからです。その先生が、私の意を適切かつ正確に汲んで通訳してくれました。

そして、症例発表も素晴らしく上手くいきました。症例(彼女、とします)が歩んできた人生の軌跡や、治療の中での彼女の洞察力と回復力は、ザフラ先生を感動させたようです。

コハラ先生も、今回ナカヤマ先生に頼んだのは本当にタイムリーだった、と手放しで喜んでくれました。

 

私だけが、1ヶ月前からの取り越し苦労と当日のダッシュで疲労困憊していました。

 

私の人生は見当違いの努力や不安、うっかり間違いで満ち溢れていて、決して心休まる思いをすることがありませんが、セラピーだけはいつも何らかに形で報いてくれていると感じます。

感謝の念を込めて、私は彼女と自分におそろいのピンバッジを買いました。

摂食障害啓発のための、マゼンタリボンのバッジです。

 

 

そして昨日のことですが、東京に緊急事態宣言が発令されました。

 

今の状況から見ると、こんなはじめての摂食障害学会だって懐かしい「日常」でした。

 

 

●こちらもどうぞ

コハラ先生とCBT-Eを学ぶ☞【CBT-E】摂食障害のための認知行動療法

CBT-Eを実際やってみた☞【摂食障害のための心理療法】過食をストップさせる勢い

 

ではまた。

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マスクあり〼

こんにちは。

飯田橋にあるカウンセリング・オフィス、サードプレイスのナカヤマです。

 

マスクがなくなりました。

正確にいうと、残りあと3枚となりました。

そもそも、品薄になるのを見越して多めに買っておくという機知も、早朝からドラッグストアに並ぶという機動力も、または、どこからか流してもらうというコネも持ち合わせていない私にとってはこの日はいつか必ず来る日でした。

 

そんなんで私は、貴重な不織布のマスクを「晴れの日用」として大事に手元に置いておくこととして、布マスクを手作りすることにしました。

手芸屋さんが作ってくれた、マスクの設計図(というのでしょうか)を取り寄せ、着古した白シャツと残っていたゴム紐でこさえるのです。

IMG_2574 (2)

ミシンがまた厄介で、上糸の掛け方から四苦八苦し、なぜか途中で下糸がなくなるという現象もおきましたが、なんとかセットできるとそれからはあっという間でした!

 

そして気をよくした私は今度は薄いブルーのシャツで「大門未知子風マスク」も作りました。

私の頭の中では今、あの『ドクターX』のテーマ曲が流れています。

 

 

私たちはすでに感染しているかもしれませんが、マスクの着用で他者への感染をほぼ防ぐことができることも知られています(Nancy H. L. Leung, et al., Respiratory virus shedding in exhaled breath and efficacy of face masks. 2020 Nature medicine)。

そんなわけで、マスクの着用をぜひお奨めしたいと思っています(サードプレイスでは私はマスクを着けませんが、その代わりに患者さんとの間にジャイアントパンダ一頭分の距離を開けて座ります)。

 

製作者の好意により、マスクの型紙と作り方を示した紙のコピーは必要な方にお配りすることができます。

布マスクをこの機会に作ってみたい方、サードプレイスのHPの「ご予約お問い合わせ」のフォームを使ってお名前と住所を知らせてくだされば、喜んでお送りいたします。

 

どうぞ遠慮なくお知らせください。

 

サードプレイス のHPはこちら☞http://www.office-thirdplace.com

 

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【オンライン】カウンセリング

こんにちは。

飯田橋のカウンセリング・オフィス、サードプレイスのナカヤマです。

 

先週東京では外出自粛要請も出て、落ち着かない日々を過ごされている方も多いと思います。

私自身、「まちがっても、新型コロナ速報みたいなのを1日中眺めては落ち込んで、大酒をあおったりしないように」と言ってたわりには、NHKの速報アプリをちょいちょいみてはブルーな気持ちになっています(でもお酒は飲んでいませんよ)。

 

こんな状況を受けて、サードプレイスではオンラインでのカウンセリングも併用して行うことになりました。

ご希望される方は、サードプレイスのHP上の予約フォームの通信欄のところにオンラインカウンセリングご希望とご記入下さい。

Skype、もしくはZoomで対応いたします。SkypeのIDをお持ちではない方はZoomが便利なようです。

 

カウンセリングや心理療法をオンラインで行うことは、私たちにとっても経験がほとんどないことで、新しいチャレンジになると思います。

ちょっとやってみて、どうだったか試していくやり方で、手探りになる部分も多いと思いますが、利用してくださるみなさまと共に、より良い方法を見つけていきたいなと願っています。

 

よろしくお願い申し上げます。

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