こんにちは。
飯田橋にあるカウンセリング・オフィス、サードプレイスのナカヤマです。
のっけからなんですが、私のお気にいりの占いの一つに、
「頭の中で、四文字熟語を二つ浮かべてみて下さい」
というのがあります。
さて、みなさん、四文字熟語を二つ、思い浮かべてみて下さい。
思い浮かびましたか?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
一番最初に思い浮かんだ四文字熟語は、あなたの「人生のスタンス」を表します。
二番目に思い浮かんだ四文字熟語は、あなたの「対人関係のスタンス」らしいです。
この占いで、私の人生のスタンスは「焼肉定食」になりました。大変残念ですが、思いついてしまったものは今さら取り消すことができません。
「人生のスタンス」という言葉がなんとなく受け入られるのも、私たちの人生には一つのテーマというか、通底するリズムのようなものがあることを感覚的に了解しているからでしょう。
では、この「人生のスタンス」はどのように形成されていくのでしょうか。
母子関係の愛着が重要とはよく言われることです。また、学校や組織などでの社会的な関わりの中での性格形成について論じられることもあります。人生の中で起きたトラウマ的出来事や、戦争や感染症などのその時代の出来事や雰囲気が影響する、という研究もあります。
実際は、それらが相互に作用しあっていると考えるのが適当でしょう。
ここでもう一つ、思い浮かべてみてください。
あなたの人生の「一番最初の記憶」です。
そこで幼いあなたは何をしていたでしょうか。どんなことを考え、感じていたでしょうか。
実は、不快だった出来事が記憶に残りやすいことは知られています。だから人生最初の記憶も、一見なんの変哲もないような記憶のように見えても、あなたの身体や気持ちのストレスと結びついているのです。
記憶の中であなたは、人生の最初のストレスにどのように対処していましたか。
何も感じないようにする、人の役に立つことをする、指をしゃぶる、観察する、耐える、笑う、泣く・・・・・。
最初の記憶の中で子どもだったあなたがしていたことが、あなたの根底にある「人生のスタンス」を反映しています。
それは、今のあなたの生き方や他者との関係を理解する手がかりになるとも思います。
今日の話は焼き肉定食からちょっとフロイトチックな感じになりましたね。
満足、満足。
●トラウマ記憶と普通の記憶☞【トラウマ記憶】いわゆるエピソード記憶との違い
ではまた!