こんにちは。
飯田橋のカウンセリング・オフィス、サードプレイスのナカヤマです。
心理療法には、お部屋で向かい合ってお話しているクライアントとセラピスト、というイメージがあって(実際そうしていることが圧倒的に多いのですが)、その中で取り交わされる思考というか、洞察というか、内省みたいなことが重要だと思われています。
考えることは非常に大切で、楽しいことでもあるので、その時間を共有できるのはセラピストにとっても嬉しいことです。
一方で見過ごされがちですが、セラピーの中でのもう一つの重要なファクターは「行動すること」でもあります。
セラピーは、電車に乗ったり、駅からてくてく歩いたりして、お部屋に到着することからはじまります。そこで、セラピストの声を聞いたり、顔を見ながら、自分の考えたり感じていることを言語化(発声)したりしますし、涙が出たり、息が浅くなったりすることも経験するでしょう。このようにセラピーをめぐって、身体が多くの体験をすることは、認知(考え)の変化を生む上で必要なことなのです。
また、セッションとセッションの間ではいわゆるホームワークが出ることも珍しくはありません。自分自身の従来の考えや行動パターンを検証するために、実際に行動してみることは手っ取り早く、大きな実感が得られる方法なのです。
その人の認知や行動パターンをより良く(つまりは本人の目的にかなうように)変化させるために、行動に意識的に働きかけるのは、心理療法、とくに認知行動療法、に特化したものといってよいと思います。
私も自分自身のためにいろいろと「行動」してみることがあり、その行動は当初思った通りの結果にならないことが多いのですが、でも行動してみることで自分では気が付かなかった意外な効果が得られることもあるのです。
そんなんで、金曜日第2週目のピックアップは、私の行動についての記事です☞【ひとりムーブメント】プチフェミ的な行動の効果
でも、この記事は私の行動の効果、というより、私の母の「軍曹」的なキャラに対するインパクトの方が強かったようですが・・・。
ではまた来週の火曜日に!
サードプレイス
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